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理事長所信

2017年度理事長 田邉 修一

スローガン 「新生柏崎」

~継往開来~ 60年の誇りを胸に、未来に向かい妥協なき挑戦を!

晴れわたる空、澄みきった青い海、雄大に聳え立つ米山、日本海に沈む夕日、戦後復興の
中「新しい日本の再建は我々青年の仕事である」との覚悟のもと第一歩を踏み出した日本青
年会議所。そしてその運動に共感し、この柏崎の地でも、明るい豊かな社会の実現のために
1957年・昭和32年7月20日全国で118番目に柏崎青年会議所は誕生しました。
60年という長きにわたり柏崎青年会議所の礎を築き、伝統を繋いで来られ柏崎の発展
にご尽力いただいた諸先輩方と、いつも私達の活動にご理解いただき、温かく見守り応援し
ていただいた関係諸氏、そして私達の活動基盤である柏崎地域の皆様に重ねて厚く御礼申
し上げます。
私達はこの節目の年を新たなる起点の年とし『新生柏崎JC宣言』を宣言します。60年
という長い年月の間、社会、経済、文化、環境、教育(道徳心・郷土愛)が大きく変化しま
した。地域経済、地域環境、地域教育、地域活性各其々の再生と、そして新生を不変で受け
継がれてきた精神を胸に小さな集合体かもしれませんが我々青年が立ち上がり新しい風を
興すのです。
柏崎の青い海は透き通った英知!波しぶきは戦う勇気!挑戦する勇気!赤い夕陽は燃え
滾る情熱!その英知と勇気と情熱をもって我々が大きな光となって柏崎の光明となり、柏
崎青年会議所の諸先輩方が繋いで来られた、伝統の風と新しい風を融合させ発展させてい
きます。

◆一生のたからを得るために同志の集結を
会員拡大は青年会議所が最初に行った基本運動であるとともに最大の継続事業であると
考えます。しかし現在、全国の各青年会議所においても会員の減少が深刻な問題となって
おります。私たち柏崎青年会議所においても会員数の減少は深刻な問題です 。青年会議
所の三信条「修練・奉仕・友情」のもと「明るい豊かな社会を築き上げるため」にはより
多くの同志の存在が必要であり、力強い組織を構築し、積極的な事業を行うためにも数多
くの同志が集わなければなりません。青年会議所活動は業種・感性の違う同志が集い一つ
の目的に向い議論を交わし、汗を流し運動をします。その中でお互いの友情が育まれ、そ
の道のりが険しければ険しいほど、さらに友情が深まります。そして、その仲間はかけが
えのない「一生のたから」となります。その仲間のために共に汗をかき切磋琢磨し、人と
して成長していくことができるのです。人が人によって磨かれるものであるならば、出会
いの数が多ければ多いほど磨かれる機会は増えていきます。そして、人との出会いによっ
て磨かれたメンバーが増えれば増えるほど組織の質は向上し、JC の可能性は無限に広がっ
ていきます。全会員が会員拡大の意義を的確に捉え、魅力あふれる人財による魅力ある会 員拡大運動を推し進めてまいります。
◆未来を担う愛すべき子ども達へ
近年子ども達を取り巻く環境は大きく変化してきています。毎日のように子ども達が被
害者となり、また加害者ともなる。卑劣を極めた凶悪犯罪さえ起っているのが現状です。何
故これほど子ども達は変わってしまったのでしょうか。私が考える理由は2つあります。
一つ目は大人の責任です。自分の子どもさえまともに叱れない親が子供の教育は出来ま
せん。好きな時に好きなものを与え我慢することを教えない親。現在いる環境がどれほど恵
まれているのか教えない親。責任と義務をはき違えて子供に教育している親。利他の心を教
えず自己のことばかり主張することを教える親。実は子ども達は何も変わっていません。親
が大人としてあるべき姿ではないのです。
二つ目は教育環境の責任だと考えます。戦後教育の歪みが半世紀以上を経て極限に達し
たからではないでしょうか。自分たちが生まれ育った故郷や国を愛することの大切さを教
えず、誤解をうむような個人主義やジェンダーフリー、いきすぎた男女平等意識だけを植え
付けられているからではないでしょうか。しかしながら我々は大人として経済人として、そ
の未来ある子ども達を守り、導いていかなければなりません。
先ずは我々が、大人として地域人として、未来を担う子ども達に正しい道徳心と郷土愛を
伝えられるよう、普遍的な倫理観に基づいた立ち振る舞いをし、その背中で子ども達に道徳
心や郷土愛を伝えていくことが重要だと考えます。
柏崎青年会議所では「こころづくり」をテーマに掲げ、未来を担う子ども達に道徳心と郷
土愛を伝え感じてもらい、こころづくりは人間づくりと考え事業を展開してまいります。

◆地域経済人の自覚を高めよ
日本は戦後の高度経済成長期を経て、物質的・経済的に豊かな大国となりました。しか
しながら昨今の我々を取り巻く環境はどうでしょう。社会構造の急激な変化により社会問
題を多く生み出しています。経済では不安定ながらもデフレ脱却や株価の上昇と、長く冷え
切っていた景気が回復へと向かい始めたと言われています。しかし、地方においては、その
成果を身近に実感するには至らず、将来に不安を抱えながら何とか現状を維持している状
態が続いています。
また、少子高齢化についても、依然として効果的な対策を打ち出せず、人口減少・人口流
出に歯止めを掛けられず負担は我々の世代に大きくのしかかってきています。
IT技術の発達により、その技術の利便性から人と人がつながりやすい社会になりまし
た。ボーダレスになり世界中の人がネットワークを通じてコミュニケーションが図れるよ
うになりました。私たちも当然、そのありがたみを日々感じています。しかし、繋がりやす
くなったにも関わらずどこか「さみしさ」を感じている人が増えているのではないでしょう
か。実は繋がっているようで繋がっていないのです。物質的なつながりではなく目には見え
ませんが、本質的な心と心の繋がりをJC運動を通して取り戻したいと考えます。
また、柏崎刈羽地域が真摯に向き合わなければならない一つに原子力発電所の問題があ
ります。東日本大震災の際、福島第一原発の事故は、今後のエネルギー政策の在り方を根本
的に考え直さなければならないきっかけとなりました。しかしながら我々、柏崎青年会議所
は1971年に原子力発電所建設推進決議を採決し、原子力発電所推進団体として活動を
してきました。推進団体である以上、先輩方が原子力発電所を誘致した経緯や意味合いを改
めて理解し、その責任を自覚し、普遍的な視点にたった確かな目で原子力発電所と向かい合
っていかなければなりません。
柏崎青年会議所は今後、JCメンバーはもとより地域住民、未来を担う子ども達にエネル
ギーに関して「正しい知識と理解」を伝えて行かなければなりません。そして、その子ども
達が将来正しいと判断したエネルギーを地域発展のために選択することを願います。
このような問題をそのまま次の世代に残して良いのでしょうか。我々若き青年経済人は、
今後どう行動していくべきでしょうか。これらの問題に真摯に向き合い、問題解決に向けて
行動し、次の世代により良いかたちで受け継いでいくことが私たちの世代に課せられた使
命であり、責任であると考えます。自ら自己啓発を怠らず、自己の成長は地域への恩返しだ
という気概を持ち活動することが必要です。手をこまねいていても何も変わりません。大き
な夢や理想も小さな目標も、勇気をもってまず第一歩を踏み出し行動しなければ達成する
ことはできないのです。私たちの踏み出す一歩で、世界は変わります。未来を信じ仲間を信
じ行動し続けることが必要とされています。

◆60周年の節目にあたり、新たなるスタートライン
柏崎青年会議所は、これまで携わってこられた諸先輩方、関係団体、地域の方々の努力に
より2017年度、60周年を迎えることができます。これもひとえに長きにわたり青年会
議所を支えていただいた先輩諸氏の皆様に心より感謝申し上げます。また、これまで青年会
議所活動にご理解いただき支えていただいた全ての皆様に感謝を伝える節目の年とし、柏
崎青年会議所の歩みについて今一度原点に立ち返り、検証する機会にしたいと考えていま
す。
今から10年前の2007年7月16日、またしても自然の驚異は私たちの故郷柏崎を
襲いました。誰もが絶望感と虚無感で覆われたこの街で、どこにもぶつけようのない怒りと
悲しみに打ちひしがれていました。そのような時、希望の光を多くの方が与えてくれました。
県内外より多くのJCの同志、市民ボランティア、自衛隊、そして自らの力で復興を成し遂
げるのだという柏崎の市民の力が結集し、復興を成し遂げたのです。あの時確かに柏崎市民
は強い団結力により一つになることができました。市民力はどこにも負けることのない強
固たるものでした。あれから10年の歳月が経ち現在はどうでしょうか。時があの震災を風
化させ過去の出来事のようになっているのではないでしょうか。風化させてはいけません。
今生かさせていただいている環境に感謝し、もう一度、あの時のように柏崎市民が一つにな
り更なる市民力を発揮できるよう、我々若者が牽引していかなければなりません。
柏崎青年会議所を60年の長きにわたり多くの諸先輩方が繋いで来ていただいたことに
対しての「ありがとう」と震災復興後の感謝の気持ちの「ありがとう」とを融合させ発信し、
諸先輩方が大切に育んでこられた柏崎青年会議所をこれからも地域に根差し明るい豊かな
社会の実現に向け邁進してまいります。

◆結びに
継往開来とは、先人の事業を受け継ぎ、発展させながら未来を切り開くことという意味合
いがあります。創始の志を受け継ぐということは、単にこれまでと同じことをすれば良いと
いうことではありません。社会環境、経済状況のめまぐるしい変化を捉えて、常に新しいこ
とにチャレンジする必要があります。昨日と同じことをするということは、すなわち衰退を
意味します。常に今日が幕開けなのです。スタートなのです。強い意志と強い気概と強い信
念を持ち、前例・慣習ではなく、妥協なき新たな挑戦者、開拓者として邁進していきます。

人は優しいだけではダメです「強さ」が必要です。その強さを伝えます。
「人を受け入れる強さ」「言うべきことは言える強さ」「自立する強さ」
「大切な人が間違った方向に行っているときにちゃんと止めることのできる強さ」
「お金をしっかり稼ぐという強さ」「人を信じる強さ」そして・・・・・
「大切な人を守っていける強さ」

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